日本文学研究指導10-1A M

    [昭和後期・現代]


 

講義内容

本年度は、昨年度の戦争文学(戦闘・戦場・戦争)研究をふまえつつ、主に1935年から1945年に書かれ、まとめられた批評言説を読む。「戦前」および「戦中」という歴史的コンテクストにそくして読解し、そこに同時代のもっとも尖端的問題と格闘し、問題のまんなかを突破しようとする批評言説の暗いかがやきを確認しよう。まず、参加者全員が、それぞれもっとも関心のある新・旧「戦争論」(一冊あるいは複数)について提出したうえで、次にあげる批評言説を検討し報告する。戸坂潤『日本イデオロギー』、三木清『哲学ノート』、座談会『近代の超克』、平野謙『島崎藤村』、中野重治『斉藤茂吉ノート』、竹内好『魯迅』、武田泰淳『司馬遷』、林達夫『歴史の暮方』、花田清輝『転形期の精神』他。初回のオリエンテーションで、各自の報告対象を決定する。修士論文への準備を始める。

 

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授業の到達目標

修士論文の完成を到達目標とする。

 

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評価方法

試験 0%
レポート 0%
平常点評価 0%
その他 100%
研究指導の成績評価については、その成績をPQの二級に分かち、Pを合格、Qを不合格とする。所定の研究指導を登録して指導を受けることをもってP(合格)とする。

 

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